絶対拒否感情




ルカイリ←スパ的な感じ。



「大っ嫌い」


鋭い紅の瞳で俺を睨みつける。
その眼には涙が浮かび、拭われることもなく流れ続ける。
ほんの気まぐれだった。
なんとなく、見てると鬱陶しくて。
どこかもどかしくて。
ただ悔しくて、彼女と親友をみているのが。

「……っ」

声にならないような音を残し、いつもならけたましく歩く彼女の足音が今は聞こえないほどにか弱い。

俺の、今のカンジも。

「…なんだってんだよ、ちくしょーめが。」

スパーダはそうこぼして悪態をついた。
そのあと、やはりなんだかイリアに対して罪悪感まででてきてしまったもんだからすっかり不機嫌になってしまった。
自分のせいだとはいえ、ここまで拒絶されたのはさすがに痛かった。

「(…ようはあれだ。自分が気に入った服を、自分は買えないのに、目の前で、他人に、親しいやつに買われちまうよーな感覚だ。)」

そう思ったとこでギリッと歯に力がこもった。冗談じゃないと。何が服だ、気に入っただ。

認めない。

こんな感情。

嫉妬だなんて、認めない。

寂しくなんか…、ない。



‐‐‐‐‐‐‐‐‐

たぶん冗談まじりに頬ちゅーあたりでもしちゃったんじゃないのかな(笑)
スパーダは末っ子だから、絶対甘えんぼだし
わがままっこだしってイメージ。
実際、目を覚ましたルカを抱きしめまくってたし(笑)
イリアがすきだどーこーってよりは、二人が二人だけっぽく なってるのが悲しかっただけ。とかなら萌える。

2011




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